アドラー心理学はやばい?「おかしい」と感じる5つの理由と誤解を解説

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読者
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アドラー心理学ってトラウマはない、他人は放っておけとか、ちょっと冷たくてやばい思想に見えるんですけど

筆者
筆者

SNSの短い言葉だけを見るとそう感じるよね。でも、実は言葉の一部分だけが独り歩きしていることが多いんだよ!

アドラー心理学について調べていて、このような違和感を持った方もいるのではないでしょうか。

特に嫌われる勇気やSNSなどをきっかけに知った場合、一部の言葉だけを見るとやばい、おかしい、危険なのでは?と感じても不思議ではありません。

先に結論を言うと、アドラー心理学そのものをやばい思想と考える必要はありません。

ただし、「課題の分離」「目的論」「嫌われる勇気」といった考え方を短い言葉だけで受け取ると、本来の意味より極端に見えてしまうことがあります。

この記事では、アドラー心理学に少し興味はあるものの、本当に信用していいの?とと引っかかっている方に向けて、なぜ「やばい」「おかしい」と感じるのかを整理します。

この記事でわかること

  • 【結論】やばい・危険ではない!言葉の一部分だけが極端に見えているだけ!
  • 【理由】「課題の分離」などは短文だと冷たく感じやすい!
  • 【活用】相手の感情を背負いすぎて疲れる人の「思考整理」に最適!
  • 【ポイント】SNSのフレーズだけで判断せず、本や講座で体系的に理解しよう

アドラー心理学はやばい?先に結論

アドラー心理学について検索すると、

  • やばい
  • おかしい
  • 危険
  • 怪しい

といった言葉を目にすることがあります。

しかし、アドラー心理学そのものを危険な思想として避ける必要はありません。

問題になりやすいのは、一つの言葉だけを切り取って極端に使ってしまうことです。

例えば、それは相手の課題だから気にしなくていいという言葉だけを見ると、困っている人を放っておけということ?と感じるかもしれません。

また、過去ではなく、今の目的を見るという考え方も、と受け取れば、抵抗を感じるでしょう。

こうした違和感の多くは、アドラー心理学の一部分だけを強く受け取ったときに生まれます。

大切なのは、その言葉をどう使うかまで含めて理解することです。

アドラー心理学が「やばい」「おかしい」と感じる5つの理由

1.「トラウマを否定する」というイメージが強烈だから

アドラー心理学について調べていると、トラウマを否定する心理という説明に出会うことがあります。

読者
読者

トラウマなんてないって言われると、私の過去の傷は気のせい?って責められている気分になります

筆者
筆者

そうだよね。でもアドラー心理学は過去をなかったことにするのではなく、過去のせいにしすぎず、これからどう生きるかを考える学問なんだよ。

この違和感はもっともです。

ただし、ここで注意したいのは、過去につらい出来事がなかったことになるという意味で捉えないことです。

アドラー心理学では、過去の出来事だけですべての現在の行動が決まるとは考えず、今どのような目的や意味づけを持って行動しているのかという視点も重視します。

つまり、過去なんて関係ないと切り捨てる考え方として使うと、かなり乱暴になります。

つらい経験を抱えている人に対して、あなたがそう思っているだけ。

過去を言い訳にしていると安易に当てはめるものではありません。

ここを極端に使えば、「アドラー心理学はやばい」と感じるのも無理はないでしょう。

2.「課題の分離」が冷たく感じるから

読者
読者

それはあなたの課題だからって突き放すのって、冷たくないですか?

筆者
筆者

見捨てることとは違うんだよ。相手の顔色を気にしすぎて疲れる人が、自分の責任領域を整理して心をラクにするための考え方なんだ

たとえば、自分が相手へ丁寧に説明したとしても、その説明をどう受け取るかは相手側の部分もあります。

ここだけ聞くと、相手が怒っても知らない、困っていても本人の問題という考え方に見えるかもしれません。

しかし、相手を見捨てることと、相手の人生まですべて背負わないことは別です。

特に、相手が不機嫌だと、自分が何か悪いことをした気がする、相談されると、自分が何とかしなければと思ってしまうという人には、どこまでが自分の責任なのかを整理するきっかけになります。

反対に、それはあなたの課題だからと相手を突き放すために使えば、本来とはかなり違った使い方になってしまいます。

3.「嫌われる勇気」が好き勝手に生きる意味に見えるから

嫌われてもいいという言葉だけを見ると、人への配慮なんて必要ないってこと?と思ってしまいますよね。

しかし、嫌われることを目的にすることと嫌われる可能性だけを恐れて行動を決めないことは違います。

たとえば、本当は断りたい仕事を、断ったら嫌われるかもしれないという理由だけですべて引き受けてしまう。

言いたいことがあっても、相手にどう思われるかばかり考えて黙ってしまう。

こうした状態が続けば、人間関係そのものが苦しくなることがあります。

アドラー心理学を、嫌われても何をしてもいいと理解すると危険ですが、他人からの評価だけで自分の行動を決めなくてもいいという視点として考えると、印象は変わってきます。

4.原因より「目的」を見る考え方が厳しく感じるから

一般的には、なぜこんな行動をしたのだろうと原因を考えることが多いでしょう。

一方、アドラー心理学では、その行動によって、何を実現しようとしているのかという目的にも注目します。

この「目的論」が、人によってはかなり厳しく感じられます。

たとえば、失敗するのが怖くて行動できないという人に対して、行動しないことで失敗を避けようとしていると考えることがあります。

これを一面的に使えば、本人がやらないことを選んでいるだけという自己責任論のようにも聞こえます。

しかし、本来は相手を責めるためではなく、過去だけではなく、今から変えられる部分にも目を向けるための視点として考える方が自然です。

人によっては、この考え方が合わないこともあります。

心理学は一つの考え方だけですべての人を説明できるものではありません。

私はこの考え方がしっくりこないと感じること自体がおかしいわけではありません。

5.SNSでは強い言葉だけが広がりやすいから

アドラー心理学を初めて知った場所が、SNSや短い動画だった方もいるでしょう。

そこで、他人の課題は放っておけ、トラウマなんて存在しない、嫌われることを恐れるなといった強い言葉だけを見ると、かなり刺激的です。

しかし、心理学の考え方を数十文字にすると、どうしても前後の説明が抜け落ちます。

これはアドラー心理学に限りません。

本来は複数の考え方がつながっているものを、一つのフレーズだけで理解しようとすると、なんか怖い、ずいぶん冷たい心理学だなという印象になりやすくなります。

SNSで知った言葉だけで、アドラー心理学全体を判断しない方がよいでしょう。

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アドラー心理学で勘違いしやすいこと

ここまでの内容を整理すると、次のようになります。

よくある誤解(極端な解釈) 本来の意味・捉え方
過去は関係ない・トラウマ否定 過去のせい「だけ」ですべてが決まるとは考えない
他人のことは放っておく 自分と相手の責任(課題)を整理する
嫌われても好きに生きる 他人の評価だけで自分の行動を決めない
できないのは本人のせい 現在の目的や今後の関わり方に目を向ける

短い言葉だけを見るのと、前後まで理解するのでは、かなり印象が変わります。

アドラー心理学は危険?使い方には注意が必要

アドラー心理学が危険なのではなく、どんな心理学でも一つの考え方を絶対的な正解として使うことには注意が必要です。

特に、次のような使い方は避けたいところです。

  • 落ち込んでいる人に「それはあなたの課題」と突き放す
  • 過去につらい経験がある人へ「トラウマなんてない」と決めつける
  • 相手の行動を勝手に「目的はこれだ」と断定する
  • 医療や心理的な支援が必要な状態を、考え方だけで解決しようとする
  • アドラー心理学だけが人間関係の正解だと思い込む

心理学の知識は、人を分類したり責めたりするためのものではありません。

むしろ、自分にはほかの見方もできないだろうかと考えるための材料として使う方がよいでしょう。

これ、私に当てはまるかもと感じる人

ここまで読んで、危険なものではなさそうだけど、自分に必要なのかな?と思っている方もいるでしょう。

たとえば、1日を振り返ったと時にこんなこと思うことはありませんか?

  • 相手が不機嫌だと一日中気になってしまう
  • 人に頼まれると断れない
  • 相手の問題まで自分が解決しようとして疲れる
  • 子どもや部下への声かけに迷う
  • 人と関わる仕事は好きなのに、人間関係で消耗する
  • もっと違う伝え方があったのではと帰宅後まで考える

こうした悩みがあるなら、アドラー心理学の考え方が一つのヒントになる可能性があります。

目的は、相手を心理学でコントロールすることではないのです。

相手と自分をどう分けて考えるか、自分には何ができるのかを整理するために使います。

特に、教患者さんやご家族対応に悩む医療・介護現場や部下とのコミュニケーションに疲弊するマネージャーなど、人と接する機会が多い仕事では考える場面があるでしょう。

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反対にアドラー心理学が合わない可能性がある人

アドラー心理学は万人に必要なものではありません。

次のような人は、無理に取り入れる必要はないでしょう。

  • 一つの心理学ですべての悩みを解決したい
  • 人の性格や行動を分析して当てたい
  • 課題の分離を人との距離を置く理由にしたい
  • 自分の考え方が絶対に正しいと証明したい
  • 心理的な不調の治療方法として自己判断で使いたい

有名だから正しい、心理学だから誰にでも効くというものではありません。

自分に合う部分だけを参考にするという距離感でも十分です。

アドラー心理学は本を読むだけではダメ?

読者
読者

本を読むだけでも十分ですか?わざわざ資格講座とかで学ぶ意味ってあるのかな

筆者
筆者

知識を得るだけなら本で十分!でも仕事や日常の会話でどう使うかまで体系的に身につけたいなら、講座を活用するのが近道だよ

基本的な考え方を知りたいだけなら、いきなり資格講座を受ける必要はありません。

まずは1冊で全体像をサクッと理解したい方へ

一方で、

  • 本によって説明が違って混乱した
  • SNSで知った言葉の本当の意味を整理したい
  • 人と関わる仕事で使いたい
  • 独学では途中で終わってしまう
  • 基礎から順番に学びたい

という方は、体系的に学ぶ方法もあります。

ここで大切なのは、資格を取ることと心理学を学ぶことを同じにしないことです。

資格を取っただけで心理職になれるわけではありません。

だからこそ、講座を選ぶ場合も、「資格名が欲しい」

ではなく、何を学べるのかを確認することが大切です。

アドラー心理学の誤解は解けたものの、「本を読むだけだと現場や日常でどう使えばいいか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

実は、資格そのものが欲しいのか、今の仕事(介護・医療・接客など)や人間関係で活かしたいのかによって、学ぶべきステップは大きく変わります。

あなたの状況に向いているかどうか、まずは以下の記事で確かめてみてください。

🔗【関連記事】アドラー心理学の資格は意味ある?仕事に活かせる人・活かしにくい人を解説

アドラー心理学の資格は取る意味がある?

ここまで読んで、ちゃんと学ぶなら、資格まで取った方がいいの?と気になった方もいるでしょう

アドラー心理学には民間資格がありますが、資格を取れば就職や転職に直結するとは限りません。

一方で、

・今の仕事に心理学の考え方をプラスしたい

・人との関わり方を体系的に学びたい

という人には、資格講座で学ぶことに意味を感じる場合があります。

この違いについては、別の記事で詳しくまとめています。

「資格だけ欲しい人」と「学んだ内容を今の仕事で使いたい人」では、資格を取る意味がかなり変わります。

講座を検討している方は、先にこちらを確認してみてください。


▼ 「今の仕事に活かすコツ」や「向いている人の特徴」をプロが徹底解説!

🔗【関連記事】アドラー心理学の資格は意味ある?仕事に活かせる人・活かしにくい人を解説

アドラー心理学についてよくある質問

よくある質問をまとめてみました。

アドラー心理学は宗教ですか?

アドラー心理学は、アルフレッド・アドラーの考えをもとに発展した心理学の一つです。

宗教そのものではありません。

ただし、人間関係や生き方について扱うため、初めて触れた人には哲学や人生論のように感じられることがあります。

「課題の分離」をすると人間関係が冷たくなりませんか?

相手を切り捨てるために使えば、関係が悪くなる可能性があります。

「どこまでが自分にできることで、どこからが相手自身が決めることなのか」を整理するために使う方が自然です。

アドラー心理学を学べば人間関係は改善しますか?

必ず改善するとは言えません。

ただし、相手の反応をどう捉えるか、自分がどこまで関わるかを考える材料にはなります。

人間関係には相手もいるため、心理学を学べばすべて解決するとは考えない方がよいでしょう。

▼まずは本を1冊読んでみてから考えたい」という方は、ベストセラーのこちらから始めてみてください。

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アドラー心理学が「やばい」のかまとめ

アドラー心理学が「やばい」「おかしい」と感じられやすいのには理由があります。

  • トラウマを否定する」という表現が強烈
  • 課題の分離」が人を突き放すように見える
  • 嫌われる勇気」が好き勝手に生きる意味に見える
  • 目的論が自己責任のように感じられる
  • SNSでは刺激的な言葉だけが広まりやすい

ただし、一つずつ前後まで見ていくと、ネット上の短い言葉から受ける印象とは少し違って見えてきます。

特に、

  • 人の反応を気にしすぎて疲れる
  • 人を支える仕事だからこそ、相手の問題まで背負ってしまう

という人にとっては、自分と相手の関係を考え直す一つの視点になるかもしれません。

反対に、アドラー心理学を絶対的な正解として人へ押しつける必要はありません。

自分には使える考え方なのか?という距離感で学ぶことが大切です。

SNSや本の一部分だけではなく、もう少し体系的に知りたいと思ったなら、次に確認したいのは資格を取る意味です。

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資格を取ることが目的ではなく、今の仕事や人間関係で何に使えるのかという視点から詳しく解説しています。

アドラー心理学は、正しく理解して使えば人と接する仕事や人間関係で消耗しないための強力なヒントになります。

ただし、全員に資格や講座が必要なわけではありません。「資格を取っても無駄になりやすい人」と「仕事に直結して救われる人」には明確な違いがあります。

無駄な時間や費用をかけずに自分に合う方法を選びたい方は、続けてこちらの記事をチェックしてみてください。

🔗アドラー心理学の資格は取るべき?活かせる人・活かしにくい人を解説

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